年間第15主日

マタイによる福音 13・1〜23
2005年 7月10日


ある女の人が夢を見ました。ある日、彼女は市場へ行ってオープン(open) したばかりの店に入りました。ところがその店の主人は他でもない神様だったのです。
「この店では何を売っているのですか?」と彼女が聞くと、神様が答えました。
「あなたがほしい物は何でも売っています。」
びっくりした彼女はしばらく考えてから、人間が買うことのできる最高の物を買うことにしました。彼女は言いました。
「心の平安と愛と知恵と幸せ、そして恐怖から逃れる自由を下さい。」
すると、神様はにっこりと笑いながら言いました。
「申し訳ないが、店を間違えてお訪ねのようですね。ご夫人。この店では実は売っていません。種しか売っていないのですよ。」

今日、イエス様は種まく人のたとえ話を聞かせてくださいます。
良いと地に落ちた種は、その実が六十倍にも百倍にもなるのです。

私たちはみんな神様が作られた肥えた土地であると言えます。神様は私たちのうちに愛という種、喜びという種、知恵という種、幸せという種を植えてくださいました。神様は私たちが一日一日を終える度に小さな実を結ばせてくださいます。
昨日、私にはどんな実が結ばれましたか?
また、今日の私にはどんな実が結ばれるでしょうか?

良い土地は良い実を結び、悪い土地は悪い実が実るのです。私たちはみんな良い土地であり、良い実を作ることのできる実(じつ)に良い木なのです。

アーメン

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