2007年1月「新年会」


去る1月21 日、日曜日に行われた「新年会」は、今年も大勢の人の参加を得て、盛況のうちに幕を閉じました。センターの年間行事のうちで、最も人の集るこの会に向けては、その陰に多くの人の協力があって初めて成り立つものでもあります。今回も早くから、会場準備を始め、プログラム作成、司会進行の段取りなど、様々な面に於いて、多くの人の活躍がありました。
そしてなんといっても皆さんの心温まる持ち寄りの料理、お菓子の数々に、思わず頬を緩ます光景は、毎年の事ながら新年会のクライマックスの一つではないでしょうか。1年に一度だけ、この日しか見えない顔もあり、お互いの話はつきません。ご挨拶される方々の顔ぶれもまた珍しく、貴重なお話もありました。
食事の後はみんな一緒になって楽しむ音楽やゲーム、クイズの始まりです。それぞれの工夫を凝らした趣向に感心したり頭をひねったりの連続でした。
皆でひとしきり笑った後は、歌をうたって終わりです。恒例になりつつあるラストソングは「ふるさと」。この曲は、ふるさとを離れ、遠い異国に住む私達にとって、等しく胸を打つ名曲です。このような日本の古い曲が、21 世紀のパリで今も尚、歌う全ての人の胸に迫るものがあることを、作者は予想したでしょうか。参加者全ての気持ちが一致した瞬間でした。
笑いあり涙ありの充実した2時間に、誰もが満足した事と思います。このような「新年会」が今後とも皆様のご協力を得て、長く続いていく事を願って止みません。


Bérard 繩野 聡子

 

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